まったりとした日々

＊写真はイメージです（Ｔ Ｔ）

二年ほど前の晩秋に、とある川のプールで悠々と泳ぐ６０ＵＰのニジマスを見つけた。
よく見るとその他には４０ＵＰのヤマメも居たが時期的に釣りたいとは思わなかった。
肉眼では見難いのでビデオカメラにＰＬフィルターをつけて撮影し
家で確認したらそのほかにもウグイと思われる魚が相当数写っていた。。。

そのポイントは大きなプールで対岸に障害物があり
それをかわすことが出来たなら釣り上げる事が可能な場所であった。
友人がその魚をかけたは良いものの低番手＆５Ｘでは
この時期のニジマスのパワーはとめる事が出来ずに一瞬で
バッキングまで引き出され障害物の中へ。
ジエンド。だったらしい。
おいらは友人よりも柔らかいタックルで釣りをしたついでに行ったが
しかし、問題発生。
時期的に大きなフライへの反応が無くなっているのだ。。。
ということは太いリーダーやティペットが使いにくい。。。
ただ、竿がベナベナで柔らかいので反対に魚は暴れにくく
細めのティペットでも切れにくいから５Ｘでも
上手く行けばネットイン出来るかも？と甘い考えでやってみた。
小さなドライを浮かべるがまるっきり反応無し（T T)
仕方が無いので大きなドライフライにティペットを付けて小さなニンフを結んだ。
しばらく放置して気がついたとき「あれ？ドライが無いぞ？と
慌てて合わせると「グィ～～～ン！」と手ごたえ。
これは奴だ！
と直感したので暴れさせないようにかといってテンションを緩めないように
持久戦のつもりで怒らせないように寄せにかかる。
ゆっくり慎重に。。。
寄って来た。ぐへへ、、、もらったな♪
と浅はかな考えがよぎる時ニジマス君と目が合ってしまった（T T）
そこからはいきなり暴力的なパワーで細軸のバーブレスをひん曲げて去っていった。。。（T T）

次の休みにリベンジに行った。
今回のロッドは６＃。リーダーは３Ｘにフライを直結にして
障害物に行かせないよう「ガチンコファイト」が出来るようなタックルにした。
ここでも問題発生（Ｔ Ｔ）
さらに寒くなってきて３Ｘに結べるフライには食いつかない（Ｔ Ｔ）（Ｔ Ｔ）
しばらく粘ったけれどダメ・・・（Ｔ Ｔ）
しかたなく５Ｘまで落とした。。。（Ｔ Ｔ）
これじゃぁ綱引きできないよぉ～（Ｔ Ｔ）

それでも２０＃に５Ｘを無理くり通してアタリを待った。
来た！いきなりジャンプ！
鼻曲がりのオスだ！６５センチくらいだろうか？
本来ならここでガチンコファイトの綱引きの予定だったが
５Ｘなのでディスクドラグを５Ｘギリギリの強さにしておいたが
３回目のジャンプを凌いだ後！
一気に障害物へ一直線！
あっという間にバッキングラインを引き出されなすすべも無く
敗れ去った。。。（Ｔ Ｔ）

ヤツにはもう少し早い季節に会ってホッパーあたりで
ガチンコファイトをしたかった・・・

その後行った時に餌釣り師がいたので声をかけると
「いや～でかいのが居るんだけど上がらない。今日もきられたよ」と。
きっとヤツの事だろう。

春や夏ならもしかしたら５Ｘでも上がるかもしれない。
でも秋の彼らのパワーは別物だ。
身体も太くなってるし持久力もある。
なによりこのポイントには障害物があってそこに行かせない
方法と、自分が動く事がほとんど出来ない場所というのが辛い、。。。
けど得てしてデカイのはそういう所に居るもんだよなぁ・・・（遠い目線

結局、この年は友人二回、おいらも二回なすすべも無く敗れ去った・・・