バーチャル釣行記2 22××年

おやぢ

2005年12月24日 01:14



22××年

最近、大昔の北海道の釣りの雑誌を収集している。
読むと大昔の人が今の我々の環境にするまでの長いプロセスを
たどって来る事が出来る。

200年以上前は飲料水を確保するためや、発電のためにダムと呼ばれる人工の湖
を相当数作っていたらしい。
その他にも企業がダムを持っている場合もあったようだ。
山は伐採されその後には植林をしていたようだ。
最初は建材などに使われる針葉樹ばかりだったらしいが
やっと自然環境を考慮して広葉樹と混生させるようにしたらしい。

川もダムや堰堤、砂防などの様々な障害物で寸断され、回帰性のある魚達は
放流によって保たれていたらしい。

当時の写真を見ると、川はコンクリートで護岸され、美しく無い。
この頃の本で出ている、「相当な昔」の風景が、今の風景と良く似ている。
さすがに今は川に出るのに30分も薮をこぐことはないが。

面白かったのは、行政がダムを作るのに数十年計画が止まっていて
当初は農業用水のはずが、着工時には時代が変わっていて治水という名目に
変更され、同じものが作られている。

魚についても、外来魚をどうするのか?、在来種を守ると言っても
そこに住む魚で無ければ意味が無いのではないか?などなど
様々な考えがあって大変に興味深い。

この時代の人たちの試行錯誤は相当なものだったのだろう。
やっと海の魚も山と深い関係が有る。ということに気がついたようだが、
行政、企業、自治体などそれぞれの区分けや思惑があったようで
なかなか一筋縄には行かなかったようだ。

フライも鳥の羽とかを使っていたようだ。
今はすべて人工の素材だが、手本になったのはやはり天然素材のようだ。
残っているのはフライの名称だけか・・・

さて、今日あたりもヒゲナガの集団飛行がありそうだ。
そろそろカディスでも持って川に行って見るか。

明日はイトウでも10#タックルで遊んでこよう。
こいつは1mを超えないとイトウと呼ばせてくれないからなぁ・・

--バーチャル釣行記2--

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