バーチャル釣行記3 20××年
湖に行く。 二酸化炭素を燃料にして走るランド●ルーザーに乗って。
そしてロッドはケブラー&カーボンで、リールも同素材。
フライも昔は動物の毛が使われていたらしいが今は全て人工素材である。
ここの湖には昔は大きなアメマスと言う魚がいたらしい。
今はもともとの原産地が外国のブラウントラウトがメインである。
今日は友人と3人でフロターボートという下半身が水の中に入る
気持の良いボートである。
これは一人乗りなので3台で攻める事に。
各自別々の方向に出て、無線電話(同時通話)で連絡しあう。
スピードも20kt出るし、精密な魚群探知機も装備している。
今日の狙いは水深5m~100mラインを泳いでいるだろうモンスターである。
さっそく魚探に出た!大きさは105cm、深さ37.55メートルである。
他にも反応が有る。92cm 深度27..36メートル、73cm 深度30.11メートル。
皆、進行方向は同じ西南西、時速4キロの速度で泳いでいる。
モンスターを求めてさらに進む。その時に友人から連絡が入る!
いた!206センチ!深度55.74メートル!速度2.33キロ!
皆、その地点に集まり、今流行りのタングステンラインを沈める。
各自のロッドは18#の9.6ftのダブルグリップである。
並んで魚の速度に合わせて引っ張る。
フックはちょっと小さめの5/0#である。 一人は、魚と同じ深度にフライをキープする。
もう一人は深度60からの縦のターンを連続して行う。私は深度50からフラフラと沈める。
数分後、一人に掛かった!縦のターンのしている方に来た!18#がバットから曲がる!
フロターボートごと引っ張られている。 やつもボートの出力を最大にするが、それでも負ける。
我々二人も彼にドッキングして引っ張る事にした。
特に私のフロターボートにはパワーモードがあって、普段の倍のパワーが出せるのだ。
早速オン! これでやっと引きずられるのは止まったが、ラインからの金属音がすごい!
ランニングは500メートル巻いてあるが心配だ。
リールの自動巻き上げでは無理なのでギヤを落とし、手動に切り替えるがそれでもドラグが泣き止まない。
しかもヤツ(魚)は今度は横に走らずに潜行していく。。。今、深度150まで潜っている。
やはり、フロターボートでは踏ん張りが効かないのでロッドのリフトパワーが生かせない。
しかし、深度が深すぎて、岸にボートをつけてのファイトは無理だ。
かといって、このままでは彼のボートが転覆してしまう。。
どうしようか、困っていた瞬間にやはり、急激な引きに転覆してしまった!
それと同時にスクリューにタングテンラインが掛かって、切れてしまった。
うぅ~。恐るべしモンスター。
次回はボートの浮力を3倍にして挑むことにしよう。。。
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