ウエアやロッド雑記

おやぢ

2005年11月30日 11:39



あれは国産メーカーのタラスブルバからゴアテックスの
エクストリームウエザー仕様のマウンテンパーカーだった。
当時は今のように沢山ポケットはなく
二つしかなかったが、多分エクストリームウエザーという
防水性能を持たせる為にそれ以上のポケットをつける事が
まだ技術的に困難だったのだろうと思う。
定価が4万円前後だったように記憶しているが買ってどれくらい
だったろうか?
一年、いや、2年、詳しくは覚えていないが表地のナイロンと
ミドルのゴアが剥離をしてきた。
こんなものなのかな?と思ったが一応製造元に電話を入れてみた。
すると・・・
「そうでしたが、わかりました。それで誠に申し訳ないのですが
宜しければ買った時のお金をお支払いいたますので着払いで
そのパーカーを送って頂けないでしょうか。私達も調べてみたいので」
ということでそうそうにお金を送って来た。

この時にこのメーカーの姿勢が嬉しくて、出来るだけこのメーカーの
物を着よう。と思った。
体系的に自分に合う。ということもあるのだが。

他にも「北壁」(英語で呼んでね)などもライフタイムギャランティーが
ついているし、その商品に対する自信、そんなものが伺えるのは
使い手に取ってとても「信頼」出来ると思う。

当時、登山用に買った北壁のレインウエアは出番が少ない為に
ゴルフ用になり、今では山菜やキノコ用に薮漕ぎなど
過酷な状況で使われている(笑
さすがに最近、剥離してきたが。(^^;

マウンテリングウエアも今では子供達と遊ぶ時の
スキーウエアになりさがってるし(照

なんだかウエアには申し訳ないけど使わない方が可哀想に思うし
自分の主義ではない。

他のギアもそうだが、飾っておくようなものは持たないのである。
道具は使ってこその道具であると思っているから。
自分はコレクターになれる程余裕もないし。(これが真実だったりして)

フライロッドにも良く思う事があった。
国産は殆どが一年保証である。(違うとこもあるけど)
同じ値段で例えパーツが国産よりも悪くとも
外国製品の中には「生涯保証」のあるものもある。
これには「いい竿だぞ。使ってみなよ。壊れても直してやるから
ずっと使ってくれ。」というような自信が感じられるのが
以前、外国ロッドを買う理由だった。
今じゃ買えないけど(^^;

以前はマウンテンパーカーならシェラデザイン、
テントならノースフェース、モス、ダンロップ
軽登山靴ならダナーライトそんなイメージを持っていたが
シェラは60/40を作った親玉コンビが退社するし
ロッドはセージのジムグリーンが抜けたりと
それぞれの場所で歴史を残した人が去ったメーカーというのは
良いものをもちろん作っているのだろうけど
なかなか買うチャンスに恵まれないのは自分だけかなぁ。
ただ、そういう会社には当然、その魂が生きているのだろうけど・・・

そして今、ユニクロでも速乾シャツがある御時世。
これからはお手ごろ価格でも性能は良くなってきているようだ。
家族のいる今、ありがたい流れのようである(^^;


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